トイレのピエタ
手塚治虫の作品化されていないアイディアでトイレのピエタというのが
あったと思います。ピエタという不治の病に冒された少年が病院のトイレの壁一面に
素晴らしいフラスコ画を描き上げるというお話だったと思いますが、
手塚先生が晩年、ノートにアイディアとしてとどめるのみに終わったストーリーです。
とにかく自伝的なものを読みますと、手塚先生はよく、トイレでアイディア出しをしていた
ようです。戦時中はトイレの中で漫画も描いているし、晩年までもトイレネタってことで
よほどトイレ好きのようです。
たいていの作家がそうだとは思いますが、唯一の逃げ場と言えない事はない。
その話とはあまり関係ありませんが、トイレというのは、ボ〜ッとあれこれ
考える場所ですが、時に壁のシミから形が見えてきたりする場所でもあります。
で、ある日トイレの壁紙の模様がどうしてもそのカタチにしか見えなくて、
入るたびにその像が明確になっていくような気がして、これはちょっと面白いかも、
ということで、浮き出た絵を具現化してみることにしました。
まず、これは仕事場のトイレですが、僕にはこの模様が西遊記の悟空に
見えてしょうがなかったんです。入るたびに目があうので、気になっていました。
で、その形を具現化したものがコレ。
で、今度は自宅のトイレの壁紙ですが、この模様がどうしても永井豪先生の
「ハレンチ学園」に出てくるヒゲゴジラに見えてきてしまって、毎回おねえ言葉で
話しかけられています。
で、その形を具現化したものがコレ。
錯覚とはいえ、一度刷り込まれると消えないんですよね。
でも、実際に完成形として加工したらすごく愉快な気持ちになりました。
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さすがですね~。想像力が違いますw
子供のときはそういう経験ありましたが、
最近はそんなことすら忘れてました。いかんですね。
by Sponge (2006-05-28 22:15)
笑いました!ヒゲゴジラ!
トイレは逃げ場・・・よくわかります。
ウチはトイレに本棚入れてますw
by 聖 (2006-05-29 01:21)
あ、、、なんか凄い納得しました。w
by マツオ (2006-06-01 00:55)
あるあると頷きながら読みました。
ヒゲゴジラは笑いました。
by たけろう (2006-06-06 00:05)