唐十郎 [DVDで行こう!]
多くの映像作品を生み出しながら、そのほとんどがメディア化されない唐十郎さんの
久々の最新作ですが、原作、脚本、主演と監督以外、
全てこなしているので気合いが入っています。
監督は新宿梁山泊の創始者としても有名な、金守珍(キム・スジン)さん。
詳しくはここ↓
http://www.garasunotukai.com/
唐さんは、TVのドラマの脚本も手がけられてて、そのどれもが独特な世界観を持っていました。
そのうちの1本だけ、ビデオに録画してあったので、今でも時々見ていますが、
「匂いガラス」というNHKでやっていたドラマ1986年11月8日放送)です。
この「匂いガラス」が何なのかというと、擦るといい匂いがするガラスなんですが、
実はゼロ戦の風防ガラスなのです。
有機ガラスとも呼ばれるらしく。実はアクリルだそうです。
当時は不純物が混じっていたため、擦り合せたときにそんな匂いがしたらしいです。
戦後、これらのガラスの欠片は、当時の少年少女にとって宝物だったそうです。
そしてドラマはというと、いつもながらに幻想と情念が醸し出す、透明感のある心地よい世界でした。
この辺のドラマもDVDにしてほしいなあ。
因みに「ガラスの使徒」はレンズ職人の話だそうで、またこれもそそる設定です。
それにしても唐さんって中島みゆきが好きだなあ。
2006-08-22 02:36
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コメント(2)
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すいません いきなり
「匂いガラス」で検索してたらたどり着きました。
僕も 昔見た この ドラマのことが 忘れられなくって・・・
ビデオに録ってあるなんて うらやましいです。
当時 仙道敦子のファンだったんで
強烈に印象が残ってるんです。
DVDになってほしいですね。
by 札幌男 (2006-10-21 13:53)
そうですか。こっちのブログは、そのうち閉鎖しようと思っていたんで、チェックが疎かになっていました。お返事遅れてすみません。「ガラスの使徒」はよかったですよ。期待通りの作品でした。
by カムイ (2006-11-03 16:31)